下の画像は今から約1年前、2019年9月の時点で IMS GLC の "Security Update and Deprecation Schedule for Early Versions of LTI" というページに載っていた表です。
セキュリティアップデートに伴い、LTI 1.0 や 1.1 などの古いバージョンが廃止されるスケジュールを示しています。
これに対し、2020年3月からは以下の表に書き換わりました。間違い探しのようでもありますが、どこが変わったか皆様、わかりますでしょうか。
上の2つの表で同じバージョンどうしを比べてみると、LTI 1.1 なら IMS の認証を再取得できる期日が「2019年12月31日」から「2020年12月31日」に延長されています。1.1 を採用した製品の寿命、すなわち認証の有効期限も1年延長されたことがわかります。
このような延長のおかげで、古いバージョンから 1.3 への移行に時間がかかっていた開発者は、それほど焦る必要がなくなりました。延長を望む声が多かったのでしょう。
しかし、とは言え期限が設定されていることに変わりはありません。特に、今から新たに LTI の開発に乗り出す場合は残り少ししかない期間のために開発の労力を割くのは、得策ではないでしょう。
私たち日本IMS協会も、LTI の旧バージョンから 1.3 への移行の促進を重要なテーマと考え、オンラインセミナやワークショップを企画していきます。9月10日、11日の "IMS Japan Conference" にも、そのためのセッションがあります。新しい時代の LTI の普及に向けて、皆様と一緒に手を動かし、歩みを進めていきたいと考えています。
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