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「IMS Japan Conference 2022」の動画、発表資料

更新日:2023年11月14日

2022年8月25日(木)~27日(土)に「IMS Japan Conference 2022」がオンラインにて開催されました。


以下に発表資料と動画を掲載いたします。


8月25日(木)


リーダーズトーク:国際技術標準の「社会実装」に向けて

  白井 克彦 早稲田大学 名誉顧問(日本IMS協会 理事長)

  大久保 昇 株式会社内田洋行 代表取締役社長(日本IMS協会 副理事長)

  岸田 徹 株式会社ネットラーニングホールディングス 代表取締役議長(日本IMS協会

  副理事長)

  川原 洋 株式会社サイバー大学 代表取締役学長(日本IMS協会 理事)

  𡌶 弘明 株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役社長(日本IMS協会 理事)



  司会:山田 恒夫 放送大学 教授(日本IMS協会 理事)


IMS ビギナーズセッション

  山田 恒夫(日本IMS協会 理事)

  藤原 茂雄(日本IMS協会 事務局長)

   日本IMS協会のイベントが初めての方や、1EdTech技術標準をもう少し知りたいと

   いう方に、日本IMS協会と1EdTech技術標準の概要をご紹介します。

   1)日本IMS協会と1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning

   Consortium)

   2)日本IMS協会の会員組織と活動

   3)e ラーニングや教育DXのためのIMS技術標準

   4)外から見えない会員のメリット

   をご紹介します。




基調講演:IMS Global から 1EdTech への進化

The Evolution of IMS Global to 1EdTech

  Rob Abel氏 1EdTech Consortium CEO

   2022 年は、IMS グローバル ラーニング コンソーシアムにとって非常に特別な年

   です。対面での会議に戻ることに加えて、IMS は 1EdTech を立ち上げました。

   1EdTech は、25 年以上にわたって発展してきた独自のコラボレーションの進化形

   です。 1EdTech は、すべての学習者のニーズに応える、オープンで革新的で信頼で

   きる edtech エコシステムに対する世界中のメンバー組織の団結した取り組みを示

   しています。この基調講演では、16 年以上にわたり最高経営責任者を務める Dr.

   Rob Abel が、IMS から 1EdTech への進化と、将来の明るい展望を強調します。



招待講演:デジタル・トランスフォーメーションと技術標準

  平本 健二 デジタル庁 データ戦略統括

   現在、進んでいるデジタル戦略、データ戦略の概要やデジタルトランスフォーメーシ

   ョンのための基盤作り、教育データも含む今後の技術標準や基盤整備のあり方につい

   て解説します




招待講演:教育DXに向けた政府の取り組み

  桐生 崇 文部科学省 主任教育企画調整官・教育DX推進室長

   教育の情報化、教育データの利活用に向けた政策、今後の取組みについて、 解説を

   いただきます。


ライトニング・トーク:

  オンラインテストシステム「TAO」のご紹介

   永井 正一 株式会社インフォザイン Biz Devグループ マネージャー

  国内におけるオープンバッジ活用事例のご紹介

   齊藤 朝子 一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク 理事・事務局長


1EdTech Q&A

  Rob Abel氏 1EdTech Consortium CEO

   1EdTech Consortium CEO の Rob Abel 氏が、1EdTech に関する質問に直接お

   答えします。



8月26日(金)


招待講演:(会員限定)- 動画のURLは会員限定のファイルシェアにて公開

  1EdTech標準のアップデート:持続可能なEdTechエコシステムの構築

   Colin Smythe博士 1EdTech コンソーシアム​ チーフ・アーキテクト


テクニカルセッション:(会員限定)- 発表資料は会員限定のファイルシェアにて公開

  国内における1EdTech標準の動向と実装

  IMS認定訓練/実装支援管理士 (IMS Certified Training & Implementation

  Manager) が、1EdTech標準の製品への実装とDraftが公開された OpenBadges

  3.0 について解説します。

   1. IMS認定訓練/実装支援管理士研修とオンライン学習システムMEXCBTにおける

   LTI実装

    久保 美那子 株式会社内田洋行

   2. Multiverse におけるIMS Certification 取得

    佐々木 公博 株式会社ネットラーニングホールディングス 執行役員 プラットフォ

    ームビジネス事業部長

   3. 教育技術標準からインターネット技術標準へ: Open Badges 3.0解説

    秦 隆博 株式会社デジタル・ナレッジ 教育テクノロジー研究所 シニア・フェロー

   司会:常盤 祐司 法政大学 情報メディア教育研究センター 客員所員(日本IMS協会

   技術委員長)


招待講演:大学の国際連携とDX

  井上 雅裕 公益社団法人 日本工学教育協会理事、慶應義塾大学大学院特任教授、芝浦工

  業大学名誉教授

   大学間連携、国際産学連携とDXに関して、芝浦工大などの具体的な取組事例、日本

   工学教育協会で実施した調査研究や、国際シンポジウムに基づいてお話します。

   マイクロクレデンシャルでの国際連携、マイクロクレデンシャルとオープンバッジと

   関係にも触れます。




特別講演:高大接続改革、情報教育の振興におけるCBTの調査研究

  小野 賢志 独立行政法人 大学入試センター 試験企画部長

  宮澤 芳光 独立行政法人 大学入試センター 研究開発部助教



これまでの大学入試センターにおけるCBTに関する調査研究をご説明します。特に、

   令和3年度に開発した、プログラミング問題、データ活用問題をTAOで出題するた

   めのPCIモジュールをご紹介します。


特別講演:学びのエコシステムと国際技術標準

  岸田 徹 株式会社ネットラーニングホールディングス 代表取締役議長(日本IMS協会

  副理事長)


LIA2022 受賞 記念講演:

AI型語学4技能 学習パートナーアプリ「トレパ」のIMS国際技術標準QTI/LTI 対応PoC実証

  田中 伸一 株式会社デジタル・ナレッジ 教育テクノロジー研究所 主任研究員

  秦 隆博 株式会社デジタル・ナレッジ 教育テクノロジー研究所 シニア・フェロー




部会セッション:オープンバッジの現状と未来

デジタルバッジ等関連標準国内適用検討部会

  日本におけるオープンバッジ活用の拡がりを事例と、オープンバッジの基本的特性と原

  理から紐解き、オープンバッジの未来の発展を新技術仕様から解説いたします。

   1. デジタルバッジ部会について(全体像): 5分: 秦 隆博 デジタル・ナレッジ教育テ  

   クノロジー研究所 シニア・フェロー



   2. デジタルバッジの将来像(概念): 20分: 堀 真寿美 大阪教育大学 特任教授, CCC-

   TIES附置研究所 主任研究員



   3. 日本での普及状況と課題(活用): 20分: 吉田 俊明 一般財団法人オープンバッジ・

   ネットワーク 常務理事

   4. 1EdTech OBV3.0状況(技術): 15分: 秦 隆博 デジタル・ナレッジ教育テクノロ

   ジー研究所 シニア・フェロー


部会セッション:ラーニングアナリティクスの社会実装に向けて

Caliper Analytics関連標準国内適用検討部会

  IMS Caliper Analytics は,ラーニングアナリティクスに関する技術標準の策定を進

  めており,米国の大学を中心にその具体的な実装が始まっていますが,プライバシーの

  取り扱いをはじめ課題も見えてきています.本セッションでは,Caliper Analytics

  に絡む最新動向と今後の社会実装に向けた論点を議論します.



   1.ラーニングアナリティクスとデジタルレッドライニング - Student Learning

   Data Model はパンドラの箱か?! -

    梶田将司 京都大学 情報環境機構IT企画室・教授



   2.Google Cloud による Student Success サービス

    加納康世 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社


1EdTech Q&A:

Colin Smythe博士 1EdTech コンソーシアム チーフ・アーキテクト

  1EdTech Consortium​ の Chief Architect、Colin Smythe博士が、1EdTech の技

  術的な質問に直接お答えします。



8月27日(土)


特別講演:ラーニングアナリティクスと国際技術標準

緒方広明 京都大学 教授

  ギガスクール構想やBYODによって整備された、一人一台の情報端末を用いて教育・学

  習活動を行うことで、自然と教育データが蓄積されています。 これまでは、このよう

  なデータはあまり活用されてきませんでした。これを、LTIやLRSなどの国際技術標準

  を用いたり、データフォーマットや意味の標準化を行うことで、小学校から大学、社会

  人までの生涯にわたる学習ログを収集できます。そして、この大規模な教育データを分

  析することで、教え方・学び方を改善でき、エビデンスに基づく教育を実現できます。

  本発表では、デジタル教材配信システムBookRollやその学習ログ分析ツールログパレ

  ットなどを用いた具体的な実践事例を報告し、教育データの利活用の未来について議論

  します。




部会セッション:LTI 1.3と LTI Advantage 概要と活用事例

LTI国内適用検討部会

  司会: 田中 頼人 サイバー大学 准教授(日本IMS協会 LTI国内適用検討部会 副主査)



   ① LTI v.1.3とLTI Advantage ~「ぺた語義」から – 30分

   情報処理学会誌の教育コーナー「ぺた語義」に掲載しました解説記事「学習基盤を拡

   張する国際技術標準 IMS LTI 1.3」ベースに、LTI 1.3とLTI Advantageの概要

   と、LTIの誕生の背景、ねらいと、LTIの適合試験を解説します。

   ・ LTI 1.3の機能と意義(常盤 祐司 法政大学 情報メディア教育研究センター 客員

   所員)



   ・ LTI 1.3 開発のための資料とサービス(田中 頼人 サイバー大学 准教授)



   ・ LTI 1.3 活用事例と適合試験

   (秦 隆博 デジタル・ナレッジ教育テクノロジ研究所 シニア・フェロー / 藤原 茂雄

   日本IMS協会 事務局長)



   ② LTI Advantageの活用事例 ~ 学習eポータルにおける Names and Role

   Provisioning Serviceの導入 – 30分

   LTI Advantageはコンテキストに基づいたコンテンツへのダイレクトリンク

  (Deep Linking)、学習結果のフィードバック(Assignment and Gradebook

   Services)、ユーザーリストの共有(Names and Role Provisioning Services

   : NRPS)など、学習システム間の「より深い」連携に欠かせない機能を備えてお

   り、今もさらなる機能の拡張が議論されています。ここでは、特にNRPSに焦点を当

   て、学習eポータルと学習ツールとの連携におけるLTI Advantage活用の可能性を

   議論します。

   ・ 学習eポータルと学習ツールのLTI接続の検討と課題(河内 卓哉 株式会社城南進

   学研究社)



   ・ OneRosterとLTI Advantage - Names and Role Provisioning Services

   によるユーザープロビジョニング

   (久保 美那子 株式会社内田洋行)



  ・ 登壇者によるパネルディスカッション


特別講演:教育データ利活用の課題と実践

  藤村 裕一 鳴門教育大学大学院 教授(日本IMS協会 OneRoster国内適用検討部会 主

  査)

   教育現場における教育データの利活用の実践に向け、 ベンダーの枠を超えたシステ

   ム・アプリケーション、教育データの相互運用を実現する技術標準が 果たすべき役

   割と、その可能性を考えます。


招待講演:(事例紹介)校務系-学習系システム間の国際技術標準による名簿連携

  村上 敏之 鴻巣市教育委員会


LIA 2022 受賞 記念講演:学校向け 学習eポータル L-Gate(エルゲート)

  畠田 浩史 株式会社内田洋行 ICTリサーチ&ディベロップメント ディビジョン 副事業

  部長(日本IMS協会 LTI国内適用検討部会 主査)




LIA 2022 受賞 記念講演:ClassPad.net

  森本 真由 カシオ計算機株式会社




部会セッション:OneRoster CSV / Japan Profile の解説と「社会実装」に向けて

  OneRoster部会

   校務系 – 学習系システム間の名簿連携での適用へ向け、検討が進められている  

   OneRoster v.1.2 Rostering CSV形式の概要と、その日本国内での適用における

   追加仕様の取りまとめであるJapan Profileを解説します。さらにポイントと課題か

   ら、名簿連携の「社会実装」向けた今後の論点を整理していきます。

   1.部会主査ご挨拶(5分)

   2.OneRoster v.1.2 概説(15分)

    最終リリース前の最終ステップ(Public Final Public)に入っているOneRoster

    v.1.2 を、v.1.1との差分を中心に解説します。


   3.OneRoster v.1.2 Rostering CSV Japan Profileレビュー(10分)

    OneRosterの日本国内の適用を想定した追加の取りまとめとして、議論を進めて

    きましたOneRoster v.1.2 Japan Profileをレビューします。

     小森智子 株式会社内田洋行



   4.OneRosterによる名簿連携の「社会実装」に向けて(20分)

    校務系 – 学習系システムにおける名簿連携の実践事例と、校務系 - 学習系システ

    ム連携の構成例から、名簿連携の「社会実装」における要件を整理します。



招待講演 部会セッション:QTIの概要と導入事例

  QTI関連標準国内適用検討部会

   1.QTIの概要: 10分

    (永井 正一 株式会社インフォザイン Biz Devグループ マネージャー)

   2.文部科学省CBTシステムMEXCBTについて: 30分

    (弟子丸 知樹 文部科学省 総合教育政策局 教育DX推進室 DX企画係長)

   3.質疑応答: 5分


部会セッション:CASE技術標準の現状と展開

  CASE研究会

   CASE(Competencies and Academic Standards Exchange)技術標準とは何

   か、最近の技術動向や実装事例について解説します。

   1.CASE技術標準とは?(放送大学・山田恒夫)

   2.CASE技術標準と開発環境(帝京大学・宮崎誠)



   3.国内外のCASE利用事例(内田洋行・森下誠太)


日本IMS協会 Q&A

  日本IMS協会




開催要領は下記の通りです。


 コロナ禍のなかで教育の情報化は確実に進展し、ひとり1台環境を100万人単位でしかも短期間に実現した、世界でも類を見ないGIGA スクール構想やデジタル・トランスフォーメーション(DX)人材を産学官で実現する構想など、現在日本では大規模な社会変革が行われています。こうした政策や営為を後世正しく評価するために、積極的に関心をもち参画し、そしてその記録(データや評価)を多角的に残すべきですが、同時代を生きるわれわれは当事者として、まだその意義を十分感じ取れずにいます。


 これまでの、わが国における情報化の弱みの1つがシステムのサイロ化にあったことは教育分野でも認識されるところとなり、技術標準による相互運用性(Interoperability)が図られ、教育情報システム間のデータ連携が進みました。この結果、教育や学習の改善にデータが活用されるというだけでなく、作業の自動化が進み、教職員の働き方改革や、学習のパーソナル化など新たな学びが現実のものになろうとしています。


 システム間のデータ連携が現実のものとなった今、次の目標は、AI(人工知能)と教育IoT(もののインターネット)による学習者支援・教員支援の実現です。そこでは「公正に個別に最適化された学び」(パーソナル学習)や「多様性・公正性・包摂性」(DEI)といった理念から、ひとりひとりに最適で快適な学習環境と学習過程を実現するために、機械による支援は不可欠のものとなります。そして、それをだれ一人取り残さず(Education for ALL,EFA)、持続可能な発展のための目標(Sustainable Development Goals、SDGs)もあわせて実現するには、資源の共有と再利用を前提にしたデジタルエコシステムは有効なソリューションとなるでしょう。このデジタルエコシステムを実現するのが、システムやツール、データなどの相互運用性であり、その基礎がコミュニティによって合意された技術標準というわけです。


 今年のテーマは「国際技術標準の「社会実装」に向けて~教育DXとデジタルエコシステムの展開」としました。技術標準による相互運用性を保証したデジタルエコシステムによって、個人や機関におけるシステム連携をこえて、社会実装というレベルでどのような教育データ連携が図られ、新たな付加価値サービスを実現できるか、きたるべき教育DXの未来を考えたいと思います。この先、「2025年の壁」という言葉に象徴されるレガシーシステムやベンダーロックイン・カスタマーロックインといったDXの障害も想定されていますが、LTIなどの技術標準を活用しシステムごと代替していくことでより簡単に乗り切れる可能性も出てきました。あわせて、我々を取り巻くこうした課題も整理したいと思います。


日本IMS協会理事・運営委員長

山田恒夫






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開催テーマ  国際技術標準の「 社会実装 」 に向けて

~教育DXとデジタルエコシステムの展開

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【日時】

8月25日(木)~ 8月27日(土)


【参加方法】

オンライン開催


【定員】

1,000名 

       ※先着順で締め切らせていただきます。


【費用】

無料


【主催】

一般社団法人日本IMS協会


【後援】

一般社団法人 日本電子出版協会

特定非営利活動法人 実務能力認定機構

一般財団法人 オープンバッジ・ネットワーク

一般社団法人日本オンライン教育産業協会

一般社団法人 エビデンス駆動型教育研究協議会

一般社団法人 ICT CONNECT 21

株式会社サイマル・インターナショナル

NEW EDUCATION EXPO 実行委員会

一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会

一般社団法人 国際教育研究コンソーシアム

一般社団法人 大学ICT推進協議会

一般社団法人日本IT団体連盟

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